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沖縄県 黒島の魅力とは【海と星と牛の島】

石垣島から高速フェリーで、約30分の所にある黒島。人口わずか約200人で、レンタル自転車で1時間もあれば、一回りできる小さな離島です。
島の中央にある黒島小中学校の体育館の屋根が、島内で一番標高が高いところ、という実に平べったい島です。ハートの形に似てるというので、別名ハートランドとも呼ばれています。
島の中央を県道213号線が、島の西にある黒島港から、東にある集落まで通じていますが、驚くことに信号は一つもありません。それに加えて、島内には、交番もありません。
 
ところで、東のことを沖縄の方言では「あがり」といいます。陽があがる方角ということです。この集落の名前は「東筋」と書いて「あがりすじ」といいます。ちなみに、西は陽が入るので「いーり」と言います。だから、「西表島」と書いて「いりおもてじま」と読むわけです。
 こんなに小さくて、人口の少ない島なのに、なんと2800頭もの牛がいます。競りの行われる場所が島内に点在し、島は牧草でおおわれています。島内では上質の肉牛が育てられています。黒島に上陸すると、緑に広がる草地と、頭上に広がる真っ青な空の他には、何もありません。ある意味では、牛の島でもあるのです。

 そんな島ですから、生活用水や汚水が流れ込まない周りの海は、水道水よりもはるかに透明度が高く、スキュバーダイビングの聖地でも知られています。また、スキュバーダイビングができなくても、仲本海岸に行けば、シュノケーリングもできます。色とりどりの珊瑚の中を泳ぐ、カラフルな南の海の魚や生き物に、簡単に出会うことができます。島の周りは気軽に浜辺に降りられますので、岩陰を回り込めば、すぐに二人だけの本物のプライベートビーチを見つけることも可能です。
 
また、黒島港近くにある西の浜は、ウミガメの産卵場所としても有名です。
 
 昼間、海でしっかり遊んだら、島内に点在する民宿に宿をとって、とれたての島の食材を楽しみたいものです。なかでも、ヤシガニの濃厚な味は、沖縄でもなかなか出会えない、脳裏に残る味です。
 
満腹になったら、空一面に散りばめられた満天の星空を堪能します。運が良ければ、南十字星に出会うことができます。本土では見ることのできない南半球の星座を探すこともできます。

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透き通った海と、抜けるような青空と、満天の星空。ゆったりと時間が過ぎる自然あふれる黒島に、一度訪れてみませんか。